開咬の症例

CASE.1 開咬および上顎前突の治療例

患者 女性29歳
主訴 前歯で物が噛めない
治療方法 上顎前突(出っ歯)を伴う開咬の治療例です。下顎(オトガイ)の後退も認められたため、手術(下顎骨の前方移動術)を併用しての治療も考えられましたが、 患者様のご希望により矯正のみにて治療を行いました。口もとおよび咬み合わせが大きく改善され、患者様には大変よろこんでいただけました。
治療期間 2年
費用 検査料 3万円 装置 80万 矯正 5000円x24 保定 3−4万(税別)
リスク ・歯周病のリスクが高まります。
・治療初期は、装置に慣れるまで発音障害が発生することがあります。

初診

治療中

治療後

CASE.2 開咬および八重歯の治療例

患者 女性27歳
主訴 八重歯とガタガタが気になる
治療方法 上下の前歯に隙間の出来る『開咬』と『八重歯(犬歯の低位唇側転移)』を気にされて、矯正を開始。上下リンガルブラケット(舌側につける、表から見えない矯正装置)にて矯正しました。
治療期間 22ヶ月
費用 検査料 3万円 装置 100万 矯正 5000円x22 保定 3−4万(税別)
リスク ・歯周病のリスクが高まります。
・治療初期は、装置に慣れるまで発音障害が発生することがあります。

初診

治療中

治療後

CASE.3 叢生と重度の開咬を裏側矯正(リンガル)で治療した症例

患者 女性40代
主訴 「前歯が噛めない」「他院に相談したら裏側矯正ができないと言われた」とのことで、当院へご相談いただきました。
診断結果 全体的に叢生、がたがたの状態が確認でき、八重歯と言われる状態でした。またご相談の通り、前歯が噛み合っていない開咬という状態でした。叢生・ガタガタの部分については主な原因として、歯の大きさと顎の大きさがあっておらず、歯が並びきらなかったことが考えられます。開咬については、歯並びに影響するような舌の癖がありこれが影響して前歯が噛み合わなくなってしまったようでした。
患者様がその治療方法を選んだ理由 今回の患者様は過去に他院で裏側での矯正(リンガル)での治療を相談されていましたが、そちらでは対応ができないと言われてしまったとのことです。
お仕事の関係もあり、どうしても裏側での矯正治療を希望されていらっしゃいました。当院では対応可能な症例であったため、裏側矯正を選択されました。
治療方法 上下左右の小臼歯の抜歯と右下の親知らずの合計5本の抜歯を行い、裏側に装置をつけて歯の移動をしていきました。
治療期間 2年8ヶ月
費用 約130万円
治療後の様子 治療結果は良好で、大変お喜びいただけました。ご家族様にもお喜びいただけたようで、当院も大変嬉しいです。
ご希望されていた裏側に装置をつける治療法で治療できた点と、仕上がりについて特に喜んでいただけたようでした。
治療後の後戻りなども見られず、現在も定期的な観察を行なっております。
リスク ・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
クリニックより 開咬の治療は、とにかく舌の癖を取る訓練をいかにしっかり取り組めるかが重要になります。
今回の例では患者さんがこのトレーニングをしっかりとしていただけたことが治療の成功に大きく関わっています。

治療前

治療中

治療後